肩コリと頭痛について

●偏頭痛と緊張型頭痛の見分け方

緊張型頭痛は日常生活に影響及ぼすほどの痛みではありませんが長時間同じ姿勢で仕事をした時などに筋肉が緊張して起こります。また、首が華奢な人や、なで肩の人は頭を支える力が弱いために首の筋肉に負担がかかり、起こりやすくなります。

このようなことから緊張型頭痛は首や肩コリを伴うことが最も大きな特徴として認識されており、肩こりと緊張性頭痛を結びつけて考えられがちです。

しかし、首や肩の凝りは偏頭痛に伴って現れることもありますので、それぞれの頭痛を見分ける際の決め手にはなりません。

では、どのように偏頭痛と緊張型頭痛を見分けたら良いのでしょうか?

偏頭痛を見分けるのに、特に重要なポイントは、日常生活に影響があることです。さらに、動くとガンガン響いて辛い、吐き気がする、光・音・臭いに過敏になる、などの特徴が見られれば偏頭痛と判断できます。

偏頭痛の場合、トリプタン製剤と言う偏頭痛に有効な処方薬もあります。まずはかかりつけの医師にご相談いただくのが良いと思います。

もともと日本人には肩こりが多いと言われていますが、頭痛時に肩こりを伴う方も多く、頭痛と肩こりの関係は深いと考えられています。
一方、緊張型頭痛の場合は動いてひどくなる事はあまりありません。

緊張型頭痛の場合は凝っている筋肉を緩めることが症状緩和につながります。

いわゆる頭痛持ちの頭痛は主に偏頭痛と緊張性頭痛の2つですが、いずれの頭痛も多くの場合、首や肩のコリを伴います。

偏頭痛に肩こりが伴う事はあまり知られていないので、意外かもしれません。
実際には偏頭痛患者さんの75%、緊張型頭痛患者さんのほとんどが、首や肩のコリを感じていると言われています。

偏頭痛は、時々起こり、普段通り家事や仕事ができないなど日常生活に影響がある頭痛です。
頭の血管の拡張と炎症が原因で起こる頭痛で、1回の発作においても段階によって症状の変化が見られます。大きく分けると予兆、全長、頭痛、後症状となります。

頭痛の前に視界にチカチカした光が見えるなどの前兆は1部の人にしか見られませんが、予兆はたいていの方に見られます。。偏頭痛の予兆としては肩こりや生首、空腹感などが代表的で中でも1番多いのが肩こりです。

偏頭痛が起こる前に肩こりがひどくなってきて、首から後頭部に向かって肩コリがぐっと上がってくるように感じることがあります。

これを肩こりからくる頭痛と表現する患者さんがよくいらっしゃいます。

偏頭痛は血管の壁に炎症が起きて起こると言われています。発作が起きているときにマッサージを長くしたり運動したりすると余計に炎症が広がり、症状が悪化することがあるので注意が必要です。

発作が出ているときはなるだけ強い光や音の刺激を避け、安静に過ごしてくだい。
症状が和らいできたらマッサージ等、治療を受け肩こりを解消することは根本的な体質の改善につながると考えております。


●頭痛で病院にかかるときのポイント

医師に説明するポイントとしましては

①頭痛の起こり方
いつごろから頭痛が起こるようになったか、頭痛の頻度、1回の頭痛が続く時間

②日常生活への影響
動くと頭痛が悪化する、普段通りに家事や食事ができなくなる、寝込んでしまうなど

③頭痛以外の症状
頭喉のあたりが痛む、痛み方(締め付けられるような痛み、脈打つような痛み、重い感じなど)

④思い当たるきっかけ
ストレス、生理前後、不規則な睡眠、天候、食べ物など

以上の4点をまず箇条書きでメモに書き出しておくと病院で医師に説明するときにスムーズに伝わりやすくなると思います。

検査をしても異常なしと言われてしまうことも多い頭痛の症状、自らがどのようなタイプの頭痛か知り、その上で上手に付き合っていくことが大切だと考えます。

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カテゴリー 未分類|投稿日2018/2/5

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